こころにやさしいひとりごと/日本人カウンセラー・イン・シドニー
シドニー在住の日本人心理カウンセラーのブログです。何かとストレスの多い毎日。みなさんが多少なりとも「ほっ」とこころ休まる「ひとりごと」を連ねてゆけたらと願っています。どうぞよろしく!
常識は正しい?
- Posted at 2019.01.26
- lあるがままに生きる

「常識」という言葉がありますが、世間一般の「常識」は、果たしていつも正しいのでしょうか?もちろん、人に迷惑をかけない、というような視点からは、「一般常識」をある程度意識することも必要かもしれません。しかし、世間とは関係のない自己の内部では、あなた自身の基準が優先されてもいいのではないでしょうか?たとえば、「男/女はこうあるべき」という虚像に縛られ無意識に従っている方も多くいらっしゃいます。一般に「常識」と思われているようなことをあえて考え直してみると多くの発見があることでしょう。「常識」は文化、伝統やテレビなどの考えがベースになっていたり、親の口癖が根源にあり、知らず知らずのうちに、「自己の中での確固たる信念」として従わざるを得ない条項と見なされてしまっているようです。
一番多いのが「自分に厳しく」というポリシー。もちろん、自分に厳しいということは悪いことばかりではありませんが、「ほどほどに」ということを忘れて、「これでもか!」と自分を追いつめてしまうのはどうでしょう。「家事も仕事も完璧に!」とか「常に上を目指すべき!」という厳しい声がいつも聞こえてくる為、何をやっても満足できず、悪いところばかりが目についてしまうのです。そこで、改めて、その考えがどこから来ているのか、その考えのいいところ、悪いところ、また自分に有意義なのか、などを考えてみることで、世間一般の「常識」でなく、自分の個性に合った自己の「常識」を作り上げていけるのです。自分にとって一番大事なのは、あなたがのびのびとイキイキとできる環境ではないでしょうか?今からでも遅くありません。「人生に疲れてきた」とか「このごろ意欲が落ちた」という時こそが自己の「常識」を考え直すいいタイミングかもしれません。ちょっと小休止してチャンスに転換してみてはどうでしょうか。