こころにやさしいひとりごと/日本人カウンセラー・イン・シドニー
シドニー在住の日本人心理カウンセラーのブログです。何かとストレスの多い毎日。みなさんが多少なりとも「ほっ」とこころ休まる「ひとりごと」を連ねてゆけたらと願っています。どうぞよろしく!
スムーズな人間関係を。。。
- Posted at 2015.09.04
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「人に流されやすい」「相手の機嫌が悪いと自分のせいかと気になる」「人の目が気になって自分らしくなれない」など、人と接している時リラックスしにくかったり、満足感を得られない方は意外と多いと思います。人は誰もひとりで生きていくことはできません。ですから対人関係を円滑にするコツを学ぶことができれば、一生の財産になる、といっても過言ではありません。
人と人との接点には、境界線という透明な線があると想像してください。境界線は、あなたの権利や安全、そして同時に相手の権利や安全をも守ってくれ、人間だれでも年齢、性別、そして親子、上司/部下などの立場を問わず平等に守ってくれるラインです。人間関係の悩みは、どんな時も、自分と相手との境界線でなにが起きているかよくみてみることで、原因がわかり、解消への手がかりがつかめます。
たとえば、仕事場で、理不尽かつ威圧的な上司に悩まされていたとします。相手が上司とあっては、言いたいことも言えず対処に悩むところかと思います。こんな場合、多分、あなたの境界線は、かなり押されていてあなたの領域が狭くなっていると思います。相手に態度を改めて欲しい!と切望しても、相手を変えることは容易ではありません。そこで、境界線で起きていることを見てみるとあなたのすべき適切な対処法が見えてきます。上司といえどあなたの基本的人権を脅かす権利はないのですから、あなたが自分の境界線を主張する態度をとることで、境界線をしかるべき位置に戻し、押されて狭くなった領域を取り戻すことができます。すると、結果的に上司も態度を改めざるを得なくなってくるのです。つまり、あなたが態度を変えることで(自己の権利を主張する)結果的に相手も態度を変えざるを得なくなるのです。ここで大事なことは、相手が感情的になっていても、それに反応せず、こちらは常に、冷静に礼儀をわきまえた落ち着いた態度に徹すること。礼儀は時としてあなたを守る強い武器ともなります。
9月のワークショップは、このような対人関係に役立つヒントがテーマです。興味ある方はどうぞご参加ください。
日時:9月20日(日)1−4pm$70
場所:Eastside Counselling, 2 Cooper Street, Double Bay, 2028
(Edgecliff駅より徒歩7分と便利!)
問い合わせ:さとうかおる 0418−656228
<こんな方にオススメ>
*人に流されやすい
*相手の機嫌が悪いと自分のせいかと気になる
*人目が気になって自分らしくなれない
*上司や同僚などとうまくやっていけない
*対人関係のストレスを減らしたい
*セラピストとしてクライアントをより深く理解するためのスキルアップをしたい
などなど。。。
*ご希望に応じて、個別セッションも可能です。