瞑想的心理セラピー:マインドフルネス



日本人にとって親しみ易い仏教的な視点から心理セラピーを進めるのが、マインドフルネスを基盤とするアプローチ。すでに、4、5年前からアメリカでも多くのセラピストが取り入れている手法です。

先日、シドニーで行われた心理的トラウマの治療を専門とする精神科医、ブリー博士(Assoc.Prof.John Briere)のセミナーでは、通常、科学的な診断方法を重んじる精神科医である彼が、「科学的な診断方法も大事だが、マインドフルネスをベースとするセラピーの効果には偉大なものがある」と公言していました。

ブリー博士の定義する「マインドフルネス」とは、"moment by moment here-and-now awareness without
judgement and with acceptance". これを私なりに解釈すると、「今ここにあるの一瞬に善悪判断を下したり、採点をつけたりせず、ただそのままを執着なしに受け入れる現状のとらえ方」という瞑想的な感覚だと思います。この視点をトラウマのセラピーに取り入れるというのが、彼のセミナーのテーマでしたが、ともすると形式ばった、科学的データや方法を優先しがちだった彼がその長い経験から、目に見えないものの威力を認めざるを得なくなった過程も語られていました。

人間の心理にはまだまだわからないことがたくさんあり、もちろん、心理学や精神医学の為に今まで発展を遂げることもできたわけですが、やはり心理セラピーにおいて一番大きな影響力をもつもの、それは、セラピストとクライアントの人間関係だ、とブリー博士は何度も繰り返していました。日常で遭遇するさまざまな状況でも、善悪判断を下したり、感情に執着することなく淡々とありのままを感じて生きていくことの大切さを思い、初心に戻った気持にさせてくれた有意義なセミナーでした。
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プロフィール

かおる

Author:かおる
父の転勤をきっかけに、シドニーに住み始めて38年の心理カウンセラー。シドニー湾沿いののどかな街の小さなカウンセリング・ルーム(+シティのタウンホールクリニック)で、みなさんだれもが持っている「自己本来の輝き」を取り戻せるようお手伝いさせていただいています。

カウンセリングルームの詳細はwww.eastsidecounselling.com.au
をご覧下さい。

夫と22歳のひとり息子、そして13歳の元気なおじいちゃんわんこ(パグとジャックラッセルのミックス犬)が家族です。

心の辛さ、って目に見えにくいので、意外と自覚しにくのかもしれませんね。だから、ケアを怠り、ついつい自分を叱咤激励して先へ先へ進もうとしてしまう方も多いのではと思います。
このページは、そんなあなたに「ちょっと、小休止」の機会となり、たまには、あなたの「こころ」から届くメッセージに耳を傾ける、きっかけになれば、と思います。
ブログを通じて、みなさんと一緒に「こころの癒し」や「自分を大事にすること」また、「自己セラピー」等について色々な角度から考えてみたいと思います。
ぜひお気軽にご意見や質問などお寄せくださいね。
お待ちしています。

eastsidecounselling@bigpond.com

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